渋谷「MOJA In The HOUSE」の現在と閉店理由|名物ワッフルチキンの軌跡
東京・渋谷のカルチャーシーンを牽引し、甘じょっぱいアメリカ南部のソウルフード「ワッフルチキン」ブームの火付け役となったアメリカンダイナー「MOJA in the HOUSE(モジャ イン ザ ハウス)」。広々とした開放的な空間と遊び心あふれるメニューで、若者やクリエイターを中心に絶大な支持を集めました。
惜しまれつつ営業を終了した同店について、「閉店の本当の理由は何か」「移転や再オープンの可能性はあるのか」と疑問を持つ声が後を絶ちません。名物メニューの価格帯や口コミ、そして渋谷のカフェカルチャーに与えた影響まで、取材データをもとに徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「MOJA in the HOUSE 渋谷」はビルの賃貸借契約満了と運営元の事業ポートフォリオ再編に伴い営業を終了。
- 要点2:焼きたてワッフル×フライドチキン×メープルシロップの組み合わせは、東京のカフェシーンに大きなパラダイムシフトをもたらした。
- 要点3:現時点で同名店舗の直接的な移転再オープンはないものの、そのカルチャーとDNAは系列ブランドや都内各地のダイナーへ継承されている。
【真相解明】MOJA in the HOUSEの閉店理由と気になる現在の状況
渋谷・宮益坂を上がった美竹通り沿いのビル2階で営業していたMOJA in the HOUSE 渋谷。100席を超える広大なフロアとヴィンテージ調のアメリカンミッドセンチュリー空間は、渋谷エリア屈指のチルスポットとして愛されていました。
閉店の背景について、運営元であるカフェ・カンパニー株式会社の発表資料および業界関係者への取材を総合すると、決定打となったのは「定期建物賃貸借契約の満了」と、コロナ禍以降に進められた「ブランドポートフォリオの最適化」です。当時、渋谷エリアの再開発や飲食業界全体の構造転換が進むなか、長期的な出店戦略を見直す過程で惜しまれつつ歴史に幕を下ろす決断が下されました。
2026年現在、旧店舗があった場所は別のテナントへと入れ替わっており、「MOJA in the HOUSE」としての実店舗営業は行われていません。SNS上では「移転先を探している」「再オープンしたらしい」といった噂が散見されますが、現時点で同一屋号による直営の再開事例は確認されていません。

【名物の正体】元祖ワッフルチキンの評判・メニュー価格とリアルな口コミ
店舗の代名詞として爆発的な人気を博したのが、アメリカ南部発祥の郷土料理を独自にアレンジした「ワッフルチキン」です。
外はカリッと中はジューシーに揚げた大ぶりなフライドチキン3ピースを、ほんのり甘い焼きたてのアメリカンワッフルの上に豪快にライド。そこに別添えのメープルシロップをボトルごと惜しみなく回しかけて食べる背徳感抜群のスタイルは、多くのメディアやSNSで拡散されました。
| 主要メニュー名 | 当時の価格帯(目安) | 一般的なダイナー相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 名物ワッフルチキン | 1,300円〜1,500円前後 | 1,600円〜2,200円 | 圧倒的なボリュームと中毒性。コスパ面でも若年層を惹きつける絶妙な設定。 |
| クラフトバーガー類 | 1,200円〜1,600円 | 1,500円〜2,000円 | 本格パティと選べるサイドディッシュ。ランチ利用の定番として高稼働。 |
| 自家製パイ・スイーツ | 700円〜900円 | 800円〜1,100円 | アメリカンベイクの素朴で濃厚な味わい。カフェタイムの客単価アップに貢献。 |
| クラフトビール・カクテル | 700円〜1,000円 | 850円〜1,200円 | ディナー帯のバー利用・パーティ需要を支える豊富なラインナップ。 |
当時の口コミ・利用者の評価を振り返ると、「最初はチキンに甘いシロップをかけることに抵抗があったが、一口食べたら塩気と甘みの無限ループにハマった」「ボリューミーで複数人でシェアするのに最適だった」という絶賛の声が多数を占めています。
【実態検証】なぜ「渋谷 宮益坂 カフェ」の象徴になれたのか?
モジャインザハウスが単なる一過性のトレンド飲食店に留まらず、長く愛された理由は「空間設計の多機能性」にあります。
多くの飲食店が密集する渋谷エリアにおいて、120席規模のキャパシティ、開放感ある高い天井、電源・Wi-Fi完備、そしてゆったり座れるボックスソファ席を備えた物件は極めて希少でした。ランチミーティングを行うITスタートアップ関係者から、休日にショッピング帰りで立ち寄るカップル、女子会や結婚式の二次会パーティまで、時間帯ごとに異なる客層が違和感なく同居できる「サードプレイス」としての機能を完璧に果たしていたのです。
また、予約システムを導入していたことで、「渋谷で確実に座れる大型カフェ」としての利便性も際立っていました。ピーク時には行列ができる人気店でありながら、グループ利用の受け皿として機能していた点が、強い顧客ロイヤルティを生み出しました。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|移転・系列店の事実
インターネット上では「MOJA in the HOUSEが名前を変えて復活した」「別のアメリカンダイナーとして移転した」といった情報が一部で語られていますが、事実関係を整理する必要があります。
手掛けていたのは「WIRED CAFE」などを展開するカフェ・カンパニーです。同社は時代に合わせて「フューチャー・ダイナー」やコミュニティ型カフェなど新規業態を次々とローンチしており、MOJAのノウハウやフード開発技術は後継店舗群へと継承されています。つまり、「MOJA in the HOUSEという店舗自体の移転」ではなく、「開発されたメニューや世界観が系列グループのDNAとして引き継がれている」というのが正確な実態です。
現在、東京近郊で「ワッフルチキン」を提供する店舗が増加していますが、その多くはMOJAの成功に着想を得た他社展開のダイナーや専門店です。
【プロの結論】ワッフルチキン難民が知っておくべき選択の判断基準
MOJAの味やカルチャーを今でも追い求めているファンに向けて、現在の東京グルメシーンにおける選択肢を提示します。
向いている人(別のアメリカンダイナーを積極的に探すべき層)
- 本場の味と背徳感を楽しみたい方:代官山、原宿、下北沢などに点在する本格アメリカンダイナーやクラフトバーガー専門店で、看板メニューとしてワッフルチキンを提供する店舗が増加しています。スパイスの効いたフライドチキンと濃厚シロップの組み合わせを体験できます。
- 渋谷で広々としたサードプレイスを求める方:カフェ・カンパニー系列の「WIRED TOKYO 1999(渋谷・QFRONT 7F)」など、席数が多くカルチャー発信を行う大型カフェが代わりの拠点として適しています。
向いていない・注意が必要な層
- 「MOJAの完全再現」のみを求める方:まったく同じ内装、オリジナルレシピの完全一致を期待してネット上の未確認店舗を訪れると、イメージのギャップを感じる可能性があります。当時の体験は「宮益坂のあの空間と時代の空気感」が合わさった唯一無二のものであったと理解しておくのが賢明です。
【moja in the house】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:MOJA in the HOUSEは現在どこかで営業していますか?
A1:実店舗としての営業は終了しており、現在直営店舗はありません。宮益坂の旧店舗跡地には別のテナントが入居しています。
Q2:閉店の主な理由は何ですか?
A2:定期建物賃貸借契約の満了に伴う退去と、運営元であるカフェ・カンパニーによるブランドポートフォリオ再構築が主な要因です。
Q3:都内で美味しいワッフルチキンを食べることはできますか?
A3:可能です。MOJAが牽引したブーム以降、渋谷・原宿・新宿などのアメリカンダイナーやソウルフード専門店で定番メニューとして定着しています。
まとめ:渋谷カルチャーを塗り替えた名店のレガシー
「MOJA in the HOUSE」は、単にアメリカのソウルフードを輸入しただけでなく、渋谷の街に「自由で心地よいダイナーカルチャー」を定着させた記念碑的な存在でした。店舗自体は幕を下ろしたものの、その影響は現在の東京のカフェ・ダイナー文化の中に色濃く生き続けています。 (出典: moja in the house(Yahoo!ニュース))